彼女はにこにこしていいました。
今日は夜景をみにいくの、と。
私はなんだかもやもやしましたが
ピースする彼女を疎ましく思いながらも
よかったね、なんていいました。
恐れていたことは本当に起きるのです。
彼は彼女を愛していました。
いや、彼の愛なんてものはちっぽけでしょうもないものなのですが
彼と彼女はキスをしました。
意味がわからないです。
意味がわからないです。
私は彼とキスをしませんでした。
何故かというと
彼は私より彼女を愛していたからです。
その事実はとても残酷で冷酷で
愛されるものと愛されないものの違いを
まじまじと見せつけられました。
神様、一回でよかったのに。
一回でいいから彼とキスさせてください。
そこから先は要らないから。
ただ、彼女と張り合うなんて
馬鹿なこともしないから。
好きだったんですよ。
それだけわかってほしかった。
fin.
それでもわかってはくれないもんね